アキアカネ

アカトンボの中で見かける機会が一番多く、なじみ深いのがこの種類です。腹部だけが赤くなり頭部や胸は赤くなりません。夏の間は山で過ごし秋になると平地に降りてきます。

ナツアカネ

名前から夏に現れるように思いますが、ほかのアカトンボと同様に秋に色づき活動します。アキアカネよりも少し小ぶりで、何といっても体全体が赤くなるのが特徴です。

オオカワトンボ

一般の河川で普通に見られるトンボです。メスは5月中旬に、単独でヨシなどの植物の組織内に卵を産みつけます。川辺の植物が産卵場所や幼虫の生息場所となり、さらには羽化する場所にもなります。そのため、これらが根こそぎ刈り取られるような河川改修工事が行なわれると、そこを生息場所にしているオオカワトンボはアッという間に絶滅してしまいます。

オニヤンマ

体長は95〜100ミリほどで、日本国内に生息するトンボ類のうち最大で特にメスは大きく、体色は雄雌とも黒色地に黄色の縞模様があり、成熟個体の複眼はエメラルドグリーンで美しい色をしています。成虫は6〜10月頃に見られ、幼虫は夜の間に水際の植物や護岸壁などの垂直な部分に定位し羽化します。

モノサシトンボ

黒く腹部の各節の基部に白い紋があるイトトンボの仲間で、体の節が目盛みたいに見えて、まるでモノサシのようなのでこの名前がつきました。オスは青でメスは黄色っぽく、まわりに樹林のある池で発生し都市郊外にも普通に分布します。水辺そのものより、むしろ池周辺の樹林内や草むらでよく見られます。